ボサノバとは?
ボサノバ(bossa nova)は、日本の裏側、ブラジルのリオデジャネイロの海岸地区発祥の音楽で、サンバの一種です。
海岸地区に住む中流階級の白人たちにより生み出された言われています。
1958年ボサノバ第一号誕生
ボサノバの一番初めの曲と言われているのが『Chega de Saudade』(シェーガ・ジ・サウダージ、邦題:想いあふれて)という曲です。
この曲はアントニオ・カルロス・ジョビンによって作曲、ヴィニシウス・ジ・モラエスによって作詞され、ジョアン・ジルベルトによって歌とギターが演奏されました。
ジョアン・ジルベルト
1931年〜2019年
ボサノバの神様やボサノバの父と呼ばれるジョアン・ジルベルト。その主な理由は、現在に至るまでのボサノバのスタンダードを形成したからです。
彼はサンバのリズム感やグルーブ感を残しつつも簡略した、新しいギターの奏法、またボサノバ特有の脱力感があり、囁くように歌う歌い方を生み出しました。また、当時のポルトガル語での”R”の発音は、口語では”h”のような発音に変化していましたが、歌の中では昔のままの”R”の発音で歌われていました。それを口語通りに歌い上げたのも、ジョアンが最初と言われています。この新しい歌い方を聞いた当時のミュージシャンたちは「まるで世界が変わったようだ」と言いい放ったそうです。
この歌い方と奏法がボサノバのスタンダードとなり、世界に広まっていきました。
アントニオ・カルロス・ジョビン
1927年〜1994年
リオデジャネイロの空港名にもなっている人物。
彼の代表曲である『イパネマの娘』は、the BeatlesのYesterdayの次に世界で多くカバーされた曲でもあります。
19世紀後半から20世紀し最初にかけて、印象派と呼ばれる作曲家たちによって、クラシック音楽ではテンションノートを使用するという新しい理論に変化していました。
その新しいクラシックの理論を大衆の音楽に取り入れた人物であり、いい音楽を作り、ボサノバを世界的な音楽にした功績がある偉大な人物です。
ヴィニシウス・ジ・モラエス
1950年〜1980年
ボサノバの文学的な詩を確立。
音楽的特徴
サンバは踊りの音楽なので2ビートですが、ボサノバは基本8ビートです。
リズムを強調せず、ゆったりとした雰囲気なのが特徴。
『アンティシペーション』と呼ばれる、独特なスウィング感があります。
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bossa nova-音楽的特徴-
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